雪に耐え 梅花麗し

前厄を迎えたオッサンの、退屈な激闘の日々

ちはやふる上の句を観た

 

ちはやふる-上の句-

ちはやふる-上の句-

 

 これはよく出来てる!

漫画の実写化で一番の問題なのは、キャストのイメージが違うとかじゃなくて、どうやってストーリーを2時間にまとめるかだと思うんだけど、これはうまくまとめてますよー。

読み札と恋愛を上手に絡めててグッときちゃいますよね。

ちょっとスローモーションが執拗いのが気になったけど、映画っぽくみせるためのテクなんだろうな。

 

いやーやっぱ部活ものはいいわー。

青春ムービーが1番好きなのよね

山本直樹「ありがとう」読んだ

 

ありがとう(1) (ビッグコミックス)
 

 なんか、グッときてしまった

酷い話なんですけどね。エロいしグロいし、イジメやら宗教やら

友達ヅラして噂を広げまくる、悪意のない善意を暴走させるクソ女とか

まぁ胸糞悪くなるものをごった煮したようなマンガで

でもなんか、父親に共感しちゃうんだよなぁ。

寂しいんですよ、どんなに砂上の楼閣な家族でもすがりたくなっちゃうんですよ。

結局今の家族なんてシステムはアメリカが勝手に押し付けたもんで

解散しちゃった方が楽に生きれるんだろうなとは思うんですけどね。

今わの際では誰かに看取ってもらって、ありがとうと言いながら逝きたいと願ってしまうものなのですよね。

 

 

 まだ序盤しか読んでないんだけど、いや噂通りのためになる良書ですね!

マーケティングの重要性がよく分かります。

 

特に胸がスッとしたのは転売チケットを許さないってくだり。

マジで常日頃から転売で儲けてる連中にはムカついて仕方がなかったから

企業の良心として社会悪に立ち向かうって姿勢は、本当に心から応援したいなと思いました。

 

 

ホント今更すぎだけどナウシカ凄いわ

 

 

 

 

何年ぶりに読んだんだろ?たしか小学生の頃に単行本5巻くらいまで見た記憶があるんだけど…あとアニメージュでたま~に連載が載ってたのをチラホラ。

いやはや、当然ながらこの作品の凄さをガキが理解できるわけありませんですた。

 

 


岡田斗司夫ゼミ7月10日号「宮崎駿~アニメで闘争を続けた生涯・風の谷のナウシカS

P」

 

なんでまた急にナウシカ読む気になったかは、この岡田さんの動画を見たからなんですけどね。

 

ホント、アニメだけでナウシカを終わらせてしまってる人は実にもったないことしてますよ。

僕も長いこと漫画読んでますけど、本当に凄いなと思わされた作品は

火の鳥」 「HUNTER×HUNTER

だけだなとしてましたが、やっぱりナウシカも入りますわこれー。

なんていうか、視点が神様目線なんですよね。

人間の想像力の範疇を飛び越えてるというか、行間から神々しさがにじみ出てるといいますか。

 

内容についてはあまりに今更ですし、凡々人の私なんかが書くことすらおこがましいので、とにかくみなさん読んで下さい!お願いします!ほな!

 

「世界から猫が消えたなら」読んだよ

 

世界から猫が消えたなら

世界から猫が消えたなら

 

 

君の名は。でプロデューサーを務めた川村元気さんが書いたということで興味を持って読み始めました。

 

う~ん、もうちょっとねぇ、表紙をラノベっぽくしてくれたりしてれば、こっちもそういう心づもりでよめたんだけどー。

非常に読みやすくて、サクサクっと一気に読み終わってしまった。

 

まぁ本なんか読まない今の若い子に読んでもらうためには、このくらい読みやすくしないとダメだし、悪魔のノリも軽くしないといけないんでしょうね。

 

そういう意味でも売れることを第一に考えた構成で、さすがヒットメーカーやなと素直に感心しました。

でもやっぱり売れ線狙いだけじゃちと物足りない。新海監督みたいな作家性と芸術性が組み合わさって初めて、爆発的なヒットを呼ぶ傑作が生まれるのでしょうなー。

 

内容が自分の身に置き換えたくなるような題材なんでいろいろ考えさせられましたけどね。死ぬまでにしたいこととか、自分なら何を命と引き換えに消すのかとか。

 

でも一番心に残ったのは映画の中に出てくる名言なんですよね。

とくにチャップリンはやっぱ深い。

 

「人生は近くで見ると悲劇だけど、遠くから見れば喜劇だ」

「死と同じように避けられないものがある、それは生きることだ」

「意味を考えていたって始まらないよ。意味なんてどうでもいいじゃないか。生きていくことは美しく素晴らしい。くらげにだって生きている意味がある」

 

いやぁいいですね。年取るとどうしても、何のために生きてるんだろ…とかネガティブにかんがえがちだけど、そんな気持ちをスッと楽にしてくれますね。

 

庵野監督も「意味のないことにも意味がある」と禅問答みたいなこと仰ってましたけど、生きる意味なんかなくても生きてるだけでいいんだって、開き直ったモン勝ちですなー。

 

君の名は。の良さ

やっぱり新海監督の良さはアニヲタじゃないところだと思うんですよね。

もともと異色の出身の監督さんでしたし、作家性が強くて文学的な作品を作る方ですし

(変にジブリを意識した星を追うこどもは除く)

 

 

最近は特に、ヲタがヲタに向けて作ったアニメばっかり

キモヲタに媚びたアニメが多すぎる!

もう内にこもった独りよがりな気持ち悪いアニメにはウンザリしてるんだよ。

 

まぁ君の名はも世間に媚びてると言えなくもないけど、ウケを狙って大衆を見下しながら作った物と、エンタメに徹して全力で作った物とでは雲泥の差があるからね。

 

今後もアニメ以外の物を見て育った人が作ったアニメを見たいものです。

新海監督は次回作のハードルがとんでもなくあがっちゃって大変だろうなぁ

ただでさえ今までの集大成的な感じで、全てを出し尽くした感が否めないし。

庵野さんみたいにヘタな実写撮って世間の期待のガス抜きするのも一つの手だと思う。

個人的にはまた言の葉の庭みたいな、規模は小さくても良質な作品を生んでほしい。

間違ってもポスト宮崎駿とかいう世迷言に惑わされないでほしいものです。

 

 

「嫌われる勇気」読んだよ

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

あー内容の半分も頭に入ってこなかったわー。

やっぱ心理学って小難しいのね。。。

結論はシンプルにまとめてるけど、どう考えても「それが出来りゃ苦労しないよ」って

青年じゃないけど言いたくなるんだけど。小難しい屁理屈で煙に巻かれたような印象しかわかなかったです、はい

エヴァのTV版作ってた頃の庵野さんって、結構アドラーの影響うけてたのかなと思えたのは楽しかったです。